「もし今、暖房の効いた部屋の電気がすべて消えてしまったら?」
外は氷点下。雪が降り積もる中、暖房のない体育館や自宅で、朝まで過ごせるでしょうか。
年末から年始にかけて、各地で地震が相次いでいます。
そして1月6日には、島根県東部を震源とする地震が発生し、鳥取・島根で最大震度5強を観測しました。私がいる地域でも、はっきり分かる揺れを感じました。
「津波の心配はない」と聞いても、冬の真っただ中の揺れは、それだけで背筋が冷えます。
なぜなら冬の被災は、夏とは比べものにならないほど過酷だからです。
寒さは体力だけでなく、気力や判断力まで静かに奪っていきます。
だからこそ冬は、低体温症を防ぐ備えが最優先になります。
でも多くの方が、こう思うはずです。
- 防災リュックはもうパンパンで、これ以上入らない
- 高い防災セットは買いたくない
- 重くなると持てないから結局ムダになりそう
結論から言うと、冬の防災は「全部そろえる」必要はありません。
今ある防災リュックに、軽くて・薄くて・効果が高い3つを足すだけで、低体温症のリスクは大きく下げられます。
なぜ「冬の備え」は後回しにされるのか?
防災セットを用意するとき、多くの人がまず「重さ」の壁にぶつかります。
水、食料、懐中電灯、簡易トイレ…。
それだけでリュックはパンパンですよね。そこに「厚手の上着」や「毛布」を入れようとしても、物理的に入りません。
「重すぎて持ち運べなければ意味がない」――これは防災の鉄則です。
だからといって、防寒をあきらめていい理由にはなりません。
低体温症は、気温がそれほど低くなくても
・体が濡れる
・風にさらされる
ことで発症します。
特に高齢者やお子さんがいるご家庭では、寒さ対策=命の対策です。
そこで重要なのが、「薄い・軽い・暖かい」に振り切ったアイテムを選ぶこと。
さらに、家にあるもので代用する知恵を持つことです。
【アイテム①】100均はNG?「音のしない」アルミブランケット
まず1つ目は「アルミブランケット(レスキューシート)」です。
「あ、それなら100円ショップのが入ってるよ」という方、ちょっと待ってください。
安いアルミシートには、見落とされがちな欠点があります。それは「音」です。
避難所の夜は静まり返っています。
安いアルミシートは、寝返りのたびに「ガサガサ」「バリバリ」と響きやすく、周囲に気を使って眠れなくなることがあります。
そこでおすすめなのが、カサカサ音がしにくい「静音タイプ」のアルミブランケットです。
厚手で破れにくいものが多く、保温性も上がります。
|
|
一言ポイント:避難所で「眠れない」は想像以上に体力を奪います。静音タイプは数百円の差でストレスを減らせます。
【アイテム②】寒さとスマホ電池を同時に守る「充電式カイロ」
2つ目は「カイロ」です。
ここで大事なのは、ただの使い捨てカイロではなく、冬の災害で役立つ形で備えることです。
使い捨てカイロは「貼る場所」で体感が変わる
使い捨てカイロは「貼るタイプ」を選び、貼る場所はこの2つが鉄板です。
- 背中(肩甲骨の間あたり):体の中心が温まりやすい
- 足首(くるぶし付近):足元の冷え対策になりやすい
災害用なら「充電式カイロ」が一石二鳥
冬の防災で注目されているのが「充電式カイロ(電気カイロ)」です。
災害時、スマホは情報収集や安否確認の生命線です。
しかし冬の寒さは、スマホの電池を急に減らしやすくします。
充電式カイロなら、体を温めながら、スマホの電池対策も同時にできるのが強みです。
普段の通勤・通学でも使えるので、「防災専用品」になりにくいのも良い点です。
|
|
商品説明(リンク直下に入れる1行):寒さ対策とスマホの電池対策を同時に考えたい方に向いた、充電式カイロです。
【アイテム③】0円で最強!「新聞紙とラップ」の防寒ライフハック
3つ目は、あえて買う必要がありません。
キッチンやリビングにある「新聞紙」と「食品用ラップ」です。
新聞紙は「魔法の腹巻き」になる
新聞紙は、繊維の間に空気をたっぷり含んでいます。
くしゃくしゃにして服の中に入れるだけで、驚くほど暖かく感じます。
- お腹に巻けば「即席の腹巻き」
- 靴の中に詰めれば、湿気を吸って冷え対策にも
ラップは「風を通さない防護膜」
食品用ラップは、体に巻くことで風を遮断できます。
肌着の上からお腹や太ももに巻き、その上から服を着ると体温が逃げにくくなります。
さらにラップは、防災での使い道が多い万能アイテムです。
(止血の補助、汚れ防止、食器代わり、簡易の保護など)
使いかけで構いません。小さいサイズを1本、リュックに入れておきましょう。重さはほぼゼロです。
【実体験】軽自動車でもできた「車載防災」…冬は特に重要
ここまで読んで「リュックは準備したけど、車はどうしよう?」と思った方もいると思います。
冬は、大雪や渋滞で立ち往生する可能性があります。
もし車内で一晩過ごすことになったら、暖房が使えない時間が出ることもあります。
今回紹介した3つ(静音ブランケット・充電式カイロ・新聞紙とラップ)なら、軽自動車でも十分積めます。
- ドアポケット:新聞紙とラップ
- グローブボックス:充電式カイロ
- 座席下やシートポケット:静音ブランケット
トランクを圧迫せず、普段の荷物の邪魔にもなりません。
「プラス3つ」があるかどうかで、冬の車内の安心感は大きく変わります。
まとめ:今日、リュックの隙間を埋めましょう
冬の防災対策で最も大切なのは、低体温症を防ぐことです。
今回ご紹介した「プラス3つ」はこちら。
- 静音アルミブランケット(避難所での安眠とストレス軽減)
- 充電式カイロ(寒さ+スマホ電池対策の一石二鳥)
- 新聞紙とラップ(0円でできる断熱と防風)
どれも、防災リュックを買い替えたり、大きなバッグを用意したりする必要はありません。
今あるリュックの「ちょっとした隙間」に入れるだけでOKです。
「また今度やろう」と思っているうちに、災害は突然やってきます。
まずは今日、リュックの隙間を1つ埋めるところから始めてみてください。
「今日、リュックの隙間を1つ埋めましょう」
「まずは静音ブランケットだけでもOK」

コメント